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脱毛の系統

進化の歴史を通じて、冬が何十年も続くことはなかったし、C6の垂れ流しが何十年も続く事態もありえなかった。 使い切れないほどの飽和脂肪が体内に蓄積された肥満体は、C6の垂れ流しが恒常化した状態と言える。
C6が増えると、私たちの身体脳は冬(飢餓の季節)の到来が近いと判断し、脂肪を蓄積するよう促す信号を発する。 そうして増えた飽和脂肪がまたC6の放出を促し、体内に炎症を起こさせ、筋肉や血管壁を衰えさせる。
「壊し屋」の白血球がやってきて細胞を破壊する。 脂肪↓炎症↓脂肪↓炎症の悪循環だ。

しかも太れば太るほど、体脂肪は急いでC6を分泌するようになる。 それだけではない。
C6を垂れ流している身体は、食生活の変化にも反応しにくい。 全身に炎症が起コレステロールの低い食事を与えても、なかなか体調が改善しないことは知られている。
心臓発作のリスクが高い患者でも同様だ。 肥満した人の脂肪組織を調べてみると、その細胞の四O%までがすでに脂肪とは呼べない状態で、単なる炎症性の細胞(動脈壁に侵入した白血球と同じだ)と化している。
それらが絶えずC6を垂れ流しており、しかもcmの放出を誘発するには足りない。 きているマウスでは、動脈壁に侵入してプラクを作る白血球が脂肪組織にも侵入し、慢性的な肥満という名の炎症を引き起こすのだ。
細胞を修復する最低限のサイクルも壊れてくる。 本来なら細胞の修復に使われるのは不飽和脂肪だが、肥満した人では不飽和脂肪が足りず、やむなく飽和脂肪が使われる。
不飽和脂肪で作られるべき細胞壁に、似ているけれど形も役割も違う飽和脂肪が使われるのだ。 いい加減な建材で家を建てるようなものだ。
それに、飽和脂肪は炎症を促す。 細胞を守るはずの細胞壁の内部で、細胞を破壊する炎症が始まるわけだ。
こうして、あの思まわしいC6の垂れ流しが続く。 繰り返して言うが、心臓病にそしておそらくはアルツハイマー病にも、私たちの食べた飽和脂肪によって起も脳梗塞にもがんにも、きる炎症が関与しているのだ。
飽和脂肪(とコレステロール)は、脂肪分の多い乳製品(バタ、チーズ、牛乳、生クリーム)に含まれるが、スキムミルクや無脂肪ヨーグルートや無脂肪チズなら心配ない。 卵も、適量なら悪くないだたいてい身体に悪い。

牛肉や豚肉でも脂肪をほとんど含まない部位ならいいが、そんな(個人的には好物だが)は最悪だ。 食品業界が開発したろう。
肉類は、肉はまず売っていない。 ベーコンやソーセージ人工的な脂肪である「トランス脂肪」も避けるべきだ。
「トランス脂肪」と言っても、機能的には飽和クッキー、パイ、ペストリ、そしてアメリ脂肪と変わらない。 これは、あらゆる揚げ物、ドーナツ、カで買えるほとんどすべてのクラッカーに含まれている。
なんとも憂うつな話だが、これが私たちの食生活に関する現実だ。 もうこれ以上は言わない。
何が大事かははっきりしている。 クズ食品(飽和脂肪いっぱいの食品である)は食べない。
全体として食べる量を減らす。 そしてもちろん、週に六日の運動である。
何を食べればいいか最後に、身体によさそうな食材のリストをざっと見ていこう。 まずは野菜に果物、そして精製していない穀物をできるだけ多く摂ること。

これは二つの理由で重要だ。 繊維質と微量元素である。
食物繊維は消化しにくいので、脂肪の吸収を抑え、腸の働きを活発にし、腸をきれいにする(結果として大腸がんや結腸がんのリスクを減らす)。 また満腹感を得られるので食べ過ぎを防げる。
私たちの祖先が食べていたものには大量の食物繊維が含まれていたが、現代の食生活では不足しがちだ。 食物繊維の含有量は、たいていの加工食品の箱や袋に記載されている。
食物繊維が多いとされるシリアルやパンには一食あたり約三グラム含まれているが、一日の必要量は約四0グラムだ不飽和脂肪は保存がきかない自然界に存在する脂肪の多くは不飽和脂肪であり、これは身体にいい。 効率よく吸収でき、効率よく燃やせるし、強くて回復力のある細胞や組織をつくる材料となる。
アメリカの食卓にのぼる機会は少ないが、不飽和脂肪は野生動物の肉に豊富に含まれているし、たいていの植物油(とりわけオリーブ油とキャノラ油)、ナッツ類、果物、野菜、脂の乗った魚(とくにサパやサケ、イワシ)にたっぷり含まれている。 かつて私たちの祖先は必要なカロリーの30%を脂肪から摂っていたが、そのほとんどは不飽和脂肪だった。
現代のアメリカ人もカロリーの30%を脂肪から摂っているが、そのほとんどは身体に悪い飽和脂肪だ。 食卓にのぼる不飽和脂肪が減った理由は、主として2つある。
ひとつは経済的な理由。 放し飼いの動物だと、体脂肪率はー0%程度だが、そのほとんどが不飽和脂肪だ。
しかし飼養場に入れ、動けないようにして太らせた動物では体脂肪率が30%まで上がる。 ただし、ほとんどは飽和脂肪になる。
痩せた牛より太った牛のほうが肉をたくさん取れるから、業者は儲かる。 そして私たちの体重とコレステロールも増える。

だから大量生産さ(次ページへつづく)微量元素(主としてミネラルとビタミン類)も重要だが、何のためにどのくらい必要なのかは、必ずしもはっきりしない。 確かなのは、それらが私たちの体内で起きる無数の化学反応にとって欠かせないものであり、なのに現代の食生活では不足しがちだという事実だ。
がんの予防に役立つとされる抗酸化作用もある。 微量元素は果物や野菜に豊富に含まれており、サブリメントで代用できると思うのは間違いだ。
また、の必要量は年齢や性別などによって異なる。 各種のビタミンを含むマルチビタミン剤を飲むのはいいが、それを朝食がわりにするのは厳禁。
身体にいい食材を少しずつ、できるだけ種類を多く摂るのが理想的な食事だ。 そうすれば身体が、必要な栄養素を絶妙なパランスで吸収してくれる。
米政府は最近、果物や野菜を一日に九種類は食べるようにと勧告している。 けつこうな量だが、せっせと食べたほうがいい。
食物繊維がたっぷりあるから、腸それた肉はできるだけ食べないこと。 正直言っておいしいから、とにかく少な目に。
まったく食べないのは無理だろう。 でも、もと2つ目の理由は、不飽和脂肪が腐りやすいということ。

もと貯蔵に適した飽和脂肪と違って、不飽和脂肪は体内ですぐに使うものだから、保存には向かない。 したがって加工食品には使えず、食品産業にとっては扱いにくい。
だから不飽和脂肪は敬遠されてきたのである。 その点、素材の鮮度を大事にする日本料理には、不飽和脂肪をたくさん含む食材が使われている。
の働きもよくなるはずだ。 どんな野菜でもいいが、できれば見た目で四色(赤、黄、濃い緑、淡い緑など)の異なる野菜・果物を選ぽう。
また、糖度が高いからといって果物を敬遠しないこと。 果物には多くの栄養素が含まれているし、現代の加工食品に含まれる糖分の量に比べたら、果物の糖は問題になら全粒粉や豆も健康にいい。
精製される前の穀物は多彩な栄養素を含んでいて、デンプンのような遊離糖は少ない(精製すると穀物の細胞壁が壊れ、糖が出てくるので甘く感じる)。 スーパーなどでパンを買うときは、原材料表示を注意して読むこと。
くせものは「無漂白」だ。


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